ウィークリーニュース

2017.04.04

vol.915

『家計や企業活動に負担。新年度から値上げが続々と。』
 
 平成29年度も始まり、契約等の更新や社会保険実務担当者の変更など新しい年度への対応に追われる時期。新年度の始まりは気分が一新することと同時に周りの環境の変化も起こる季節であるから注意したい。
 この4月1日より値上げまたは値下げされるものの一例は次のようなものがある。
  ※ 負担となるものは↑ 負担軽減となるものは↓
 
 【社会保険関係】
  国民年金保険料が230円値上げ ↑
  75歳以上の医療保険料の均等割りの9割軽減措置が本来の7割軽減に段階的変更 ↑
  公的年金支給額の0.1%引き下げ ↑
  児童扶養手当の0.1%引き下げ ↑
  雇用保険料の1,000分の1引き下げ ↓
 
 【民間保険関係】
  貯蓄型の生命保険料値上げ ↑
  自動車自賠責保険料値下げ ↓
 
 【税金関係】
  タワーマンションの高層階の課税強化(1階層ごとに0.26%増) ↑
  エコカー減税の見直し・縮小 ↑
 
 【家計】
  電気料金の値上げ ↑
  ガス料金の値上げ ↑
     メガバンクの住宅ローン金利引き上げ ↑
  食料油の値上げ(約10%) ↑
  輸入小麦の値上げ(食パン一斤1円程度) ↑
  食用のりの値上げ(約15%) ↑
  大豆類の値上げ ↑
  自動車のタイヤの値上げ ↑
 
 このように、多方面での値上げが実施される。また、6月には郵便料金の値上げが予定されている。その他、運送業の業務量の増加による料金の値上げも見込まれているなど、各方面で値上げの方向に進むだろう。
 

 
『コラム 若者に目利き力を』
 
 「最近の若者は・・・」と言うようになると、若者からは「オジサン」と呼ばれるようになる。
 
 一概に原因がこれだと特定はできないが、バブルを境にモノを見定める『目利き力』を持っている・持っていないが分かれる傾向にある。
 これは、バブル時代に高級品・超高級品を目の当たりにし、また実際に手にした経験があることから、ホンモノの価値観が養われたことが要因ではないかと考える。バブルを期に失われた20年と言われた時代が続き、世の中には粗悪な輸入品が増えホンモノを手にする機会が少なくなっている。個人の可処分所得が減少したことで、家や自動車、耐久財を消費しない世代が生まれつつある。
 世代間のギャップがあると言っているのではない。こういう時代を経たことでモノの価値を見定める機会を失ったことが問題であり、この『目利き力』を養わせるために、経験した者が経験していない者へ『目利き力』を持たせる機会を作っていくことが必要なのではないかと考える。
 
 筆者もよくあることなのだが、新しいプロジェクトをグループで考えたときに、A者は理解している、B者は理解していないという状況において、A者と話しをすればスムーズに実行できることでも、理解していないB者と話しをしたときに返答が曖昧または見当違いな答えが返ってくることがある。後日、B者にどれだけプロジェクトに理解をしているかを確認したときに、「わからない物事そのものが何であるのかがわからない」ということに直面することがある。
 見たこと、経験したこと、考えたことがないものについては、それがどのような動きをするのかがわからない。説明をしっかり行って、都度サポートすることでわからない者であっても疑似的に経験し、疑似的に経験したものを実行に移すことで初めて自分の生きた経験とすることができる。そこで初めて、その物事に『目利き力』が芽生える。
 
 4月に入り新年度に採用した社員が活躍していくこととなるが、どのようなことでも最初はビジターである。入社前にどれだけの経験をしてきたかは計り知れるものではない。次の時代に自社が勝ち残ろうとするのであれば、経験少ない若者に『目利き力』を持たせる方法を考え実施することが『目利き力』を持った世代の努めだと感じる。
 冒頭に言った一言をつぶやく前に、かつては自分達も同じことを言われたことを省みて、そう言わなくても良いような教育を実施すべきである。
 
 
株式会社横井総合経営
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